認知症治療病棟「かりゆし」
認知症に伴う不眠、徘徊、せん妄、幻覚、妄想などで、在宅、施設等での治療、療養が困難な認知症の方を治療する病棟です。およそ3ケ月の短期集中治療と看護、生活機能訓練を行い、精神症状や問題行動の軽減を図ります。
早期発見・早期治療は治療をするうえで大切なことです。認知症が少しでも疑われたら検査していきます。
入院後は薬物療法に加えて作業療法や生活機能訓練・音楽療法などを組み合わせて、症状の改善と生活機能の維持を目指していきます。症状が落ち着いたら、在宅復帰や必要に応じて介護制度導入支援を行い、施設入所に向けて調整を行っています。
生活機能訓練の目的
・認知症に伴う精神症状の軽減。
・日常生活を営む力の維持・向上。
・活気ある生活を送る力の維持・向上。
・残されている力の維持・向上。
活動内容
・日常生活動作(ADL)訓練、回想法、リハビリ体操、カラオケ、室内ゲーム、創作活動などを行っています。
・「笑い、歌い、考え、体を動かす」ことで「その人らしい」生活を送れるように支援しています。
退院先の相談
専属の相談員が介護保険制度を分かりやすく説明し、自宅に戻るのが難しい方には施設探しのお手伝いも行います。